条件付き確率

2021-04-26>「適用できない」って難しいですよ、定理ですからね。
https://twitter.com/mph_for_doctors/status/1386545616281653250

2021-04-27>正三角形でもピタゴラスの定理が適用できると考えているのでしょうかね?
https://twitter.com/Derive_ip/status/1386698040723992579

これらの議論は興味深かった[1]

2×2の分割表が前者のイメージどおりに使えるにはサンプルの独立性
という前提条件が必要で、実際の偽陽性は主にコンタミネーションに
よっておこる現象のため、その前提条件が成立していない。

これは「キハジ」を連想します。

そういえば、すでに

2021-01-18 >「ベイズの定理」はなんとなく「き・は・じ」に似ている
https://twitter.com/zorori_hshinz/status/1350926807583895552

をブックマークしていましたっけ。

以前、

 2015-03-06 当然・明らか・普通

| これらは一括して「思考停止用語」と称していて、思考が停止して
| その先の分析を阻害することばだからです。

という記事を書きました。「公式」と思うと元を振り返らなくなる。

[1] 実際は「興味深い」では済まないですが…

数えと満

年のカウント方式には‘数え’と‘満’があって一年ずれます。

西暦で紀元1年の前年は紀元前1年で天文学的紀年法では0年です。
皇紀元年は西暦で紀元前660年・天文学的紀年法で-659年にあたり
ユリウス暦とグレゴリオ暦の何れでも平年です。

これに類する違いは建物の階数の表現にも見られるようです。

イギリスとアメリカに違いがあるのは有名ですが、もっと網羅的な
図を見つけました↓。
https://twitter.com/Kelangdbn/status/1386446254251466755/photo/1

この図が正しいとすると、同じポルトガル語圏でもポルトガルと
ブラジルで表現が異なる由。

また、この図ではスペインが空白になっていますが、

>知っておきたい!エレベーターで皆に喜ばれるスペイン語とは?
https://spaingoblog.com/phrase/5686/

などを参考にするとメキシコと同じく図の青にあたるようです。

なお、実際に翻訳してみたところ、この件に関しては DeepL
あてにならなそうです。数字を直訳しているように見受けられます。

「DNAが明かす疫病史」

恒例の『日経サイエンス』最新号からのピックアップは、

>DNAが明かす疫病史 ペスト流行とローマの興亡

遠い過去に疫病で亡くなった人々の DNA を分析することで、
疫病史が浮かび上がってくる。

・骨ではなく歯を資料に用いるようになったこと
・極めて短い DNA 断片からゲノムを再構築する技術の進歩

により、最近、急速に研究が進展した由。

ただ、記事中の東ローマ帝国の例については、

 2018-12-27 西暦536年

|>人類史上「最悪の年」だといわれる西暦536年には何が起こったのか?
|https://gigazine.net/news/20181222-worst-year-in-human-history/

でもペストについて触れられていて、むしろミステリークラウドの方を
重視しています。

「○○史観」に陥らず複合的な説明を意識した方がよいのかもしれません。

暦文協ミニフォーラム

昨年は中止になったミニフォーラムですが、今年は開催の由。

>暦文協ミニフォーラムを開催「同士糾合(きゅうごう)小満の集い」
https://www.rekibunkyo.or.jp/news/20210426.html

>開催日:2021年5月21日(金)
(オフラインと Zoom 併用)

演題:
>「『暦記録』に見る江戸暦問屋」
>「初月観察について─新月の見える日時はいつか」
>「雪月と暦─形が見えてくるとき」

[前回記事] 2019-04-22 祝日の定義

同潤会分譲住宅

大富豪の邸宅の紹介が多い『百年名家』ですが、昨日は末は博士か大臣かと
いわれた時代の東京大学教授の旧宅で、昭和初期に同潤会が分譲した住宅。

同潤会というとアパートが有名ですが戸建ての分譲もしていたとは知り
ませんでした。そのうちの最後の一軒だそうです。

>昭和の暮らしが刻まれた「佐々木邸」~同潤会が造った貴重な分譲住宅~
https://www.bs-asahi.co.jp/100nen/lineup/prg_243/

当時の中流の上の生活がどのようなものだったかがしのばれます。

一昨日の「サービス提供」の話題にみるように「使用人」が現代テクノロジ
に置き換わって QoL が極めて向上したという面もありますが、やはりテーマ
日本の問題」にみる日本のアカデミックな状況と比較した隔世の感の方が
印象として強い。どうしてこうなった…

[前回記事] 2020-03-16 CASIO 14-A

人工光合成

標題は、科学の他の分野に比べて、

 https://github.com/suchowan/bookmarks/blob/master/bookmarks/sig.url.txt

への登録数が少ない「化学」分野の話題です。

>“植物超え” 世界最高効率の人工光合成に成功
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2104/22/news155.html

記事を最後まで読むと、36cm角の半導体セルを必要とする由。
まだまだ実験段階で、採算がとれるようになるまでの道のりは
遙かに遠いということになります。

ただ、最近、暗いニュースが多い中で、数少ない明るいニュース
ではあります

ベーシック・インカムと bookmarks

 2020-04-24 ベーシック・インカム
 2020-05-14 ベーシック・インカム(つづき)

の関連。

もともと、

 https://github.com/suchowan/bookmarks/blob/master/bookmarks/computer.url.txt

に「社会動向/ベーシックインカム」のカテゴリ[1]をたてたのは、

 2017-08-07 ソシオマトリクス(分かりやすい図発見)

のような問題意識からでした。

この記事のおおもとの図が削除されてわかりにくくなってしまっていますが、

・人間の生産活動[2]がAIやロボットで代替されるようになる
    ↓
・収入は一般人ではなくAIやロボットによるサービス提供者に流れる
    ↓
 2020-07-22 「格差拡大のメカニズム
| [1] 有名な不等式 「 r > g 」
    ↓
・是正するには労働対価ではないインカムが必然

一世代くらいの時間スケールでは避けられないのではないかと思います。

ソシオマトリクスのシミュレーション計算は大変ですが、不幸中の幸いで、結果的に

 https://twitter.com/geina100/status/1383082744415150082

のような大規模「実験」がなされる状況になっている。このような「実験」を
フィードバックして政策に反映させていく必要があるのでしょう。

ただ政策は一国の政策では済まない。「AIやロボットによるサービス提供者」は国家を
またがっていて、かつ経済規模も場合によっては国家よりも大きいからです。

[1] http://hosi.org:3000/bookmarks の「社会動向/ベーシックインカム」
[2] 職業単位というよりタスク単位 (→2017-08-07 記事の[1])

[前回記事] 2018-03-19 ホーキングが遺した警告

when_exe Gem ライセンス変更計画

 2021-04-08 Ruby 3.0 対応へ向けて(つづき)

| ・ライセンスを変更

本件については MIT ライセンスへの変更を考えています。

現状、ライブラリの各ソースには直接ライセンス文言は書いておらず、

 https://github.com/suchowan/when_exe/blob/master/LICENSE.txt

を参照しているので、それらのソースの個別修正は不要で、上記ライセンスを
すでに MIT ライセンスにしている watson-api-client の

 https://github.com/suchowan/watson-api-client/blob/master/LICENSE

と同じようにすれば、おおむね良いようです。

ただ、README.md など、若干のファイルには個別の影響が出るので、
確認中です。

LOD データセットなど GitHub に収録していないものについては、
MIT ライセンスではなく Creative Commons ライセンスとなりますが、
こちらについても少し制限を緩めたいと思っています。
これも。現在確認中です。

計算によるキタイ暦

 2021-04-08 Ruby 3.0 対応へ向けて(つづき)

| ・ひとつ暦法を追加

ようやく、これを片付けました。

今回追加した暦法は下記↓で説明している「キタイ暦」です。

『イル・ハン天文便覧』に見える中国暦・ヒジュラ暦換算表の再構
https://www2.nao.ac.jp/~mitsurusoma/gendai5/26_suga.pdf [*]

p.15 の 式(B)によって閏月を計算しています[1]

GitHub の差分は、

https://github.com/suchowan/when_exe/commit/b31385f4992721e0db4c24ad87ce54cf89bb7a57

もともと「キタイ暦」の近距は暦元年の雨水を基準にするのですが、
今回の差分は「授時暦」をベースにしたため暦定数を暦元前年の
冬至付近での値に換算して用いています[2]([*]のp.24参照)。

メソッド _anomaly_u が平朔→定朔のための補正処理です。

http://hosi.org:3000 から、この「キタイ暦」を用いるには、
左フレームを下図のように展開して「キタイ暦」をクリック
します。そうすると、上フレームの日付指定欄が「キタイ暦」
の入力になりますので「キタイ暦」を追加してください。

画像

[1] 式(A)によって閏月を計算するのは中国暦の基本から外れるので
  難しく、今回は対応しません。
[2] 転終應を除く。

BS BAZOOKA 29BS6

 2021-03-13 プロジェクタの台

| 一方、テレビは処分する事前準備で場所を移動

昨日、リサイクル業者に引き取っていただきました。

このテレビは大昔に日経MIX用に書いた resume に記録が残って
いたはずとファイルを検索したところ来歴が出てきました。

|   29inch モニタ
| BS BAZOOKA 29BS6
|    940430

購入したのは 1994年4月30日だったようで、ほぼ丸27年経った
勘定です。

長いことお世話になりました。

幾何学的イメージ

昨日の、

| また別途機会を改めて書くとして、

3月16日の2番目の講演 “七政算外篇”

このなかで東洋の学者は球面三角法が苦手だったという話題に
少し触れていました。

これ、

https://twitter.com/okisayaka/status/1382300754271117315

にも関連するかと思います。

以前に書いた、

『イル・ハン天文便覧』に見える中国暦・ヒジュラ暦換算表の再構
https://www2.nao.ac.jp/~mitsurusoma/gendai5/26_suga.pdf

p.21 でも、藪内さんを参照して

| ただし、中国暦法では近地点・遠地点という概念は無く、

としておきました。

幾何学的イメージが十分でないとケプラーの法則にはたどり着けない。

この差は東西の歴史の軌道を分けたのではないかと思います[1]

[1] → 2021-03-26 『日本史小百科 暦』関連(補足) の [2]

航海用星図とタトゥー他雑感

航海用星図を手にタトゥーで彫り込むという話題↓
https://twitter.com/ishitakuma/status/1383346374377283584

考古学的な発掘では見つけようのない習慣で、
リアルタイムの文化人類学的アプローチも
両輪で必要だという典型的な例でしょうか。

そういえば、先月 15-16日には、
>国際シンポジウム:アジア(西, 南, 東南, 東)・オセアニアで行われた暦 (*)
https://www2.nao.ac.jp/~mitsurusoma/program2021a.pdf
をリモートで拝聴しましたが、その中にも
興味深い話題がいくつかありました。

それらについては、また別途機会を改めて書くとして、
ひとつだけ研究とは関係ないがオセアニアには関係ある
単なる雑感があったのでメモとして書き留めておきます。

それは一番最初のニュージーランドの方の発表。

発表シートの一枚に、一朔望月の月の満ち欠けを写真を
並べて表現した頁がありました。たしか、月の位相を表す
言葉を説明したものだったでしょうか。

ちょっと違和感がある…

暫くして気づいたのは月のウサギの向きです。

たぶん、ニュージーランドからみると直角近く回転して見える
のでしょう。インドネシアでは月がまっすぐ昇るんだと言って
いた五十嵐さん[1]を思い出しました。

考えてみれば当然のことですが、こんなことで地球の丸さ[2]
実感するとは…

[1] 2015-06-10 五十嵐忠孝氏 ご逝去
[2] しかも発表者はニュージーランドから参加している。

『女帝の古代王権史』

標題の本に関連して、敏達~光仁の間の男女の在位年数を
ちょっと計算してみました。

画像

即位月を無視して即位年だけを使った概算です。

33~48 の16代14人の部分を取り出すと男女ともに89年ずつと
いう計算になりますから、女性が全部「中つぎ」というには
やはり(同書の指摘どおり)無理がある。

同書については、

・大宝令の「女帝の子」規定 (p.174)

>日本令の本註は、女系天皇の即位を容認する規定なのである

・釈迦三尊像銘 (p.076)

 2021-03-30 天寿国繍帳銘に見える間人王の忌日(つづき)

| [I] 釈迦三尊像銘

の作成を推古31年とみてよいとする研究の出典[1]

このふたつはメモしてここに書き出しておきたいです。

[1] 東野治之「法隆寺金堂釈迦三尊像の後背銘」

ティラノサウルス25億頭

>「地球上にはこれまで25億頭のティラノサウルスが生息していた」という推測
https://gigazine.net/news/20210416-tyrannosaurus-rex-2-5-billion/

>今回の研究結果から、短命でごく一部の地域にしか生息していなかった
>種の数を推定することも可能になります。

この手法はおそらく以前、

 2016-02-14 生物多様性のグラフ

で危惧していた問題にも配慮したものなのでしょうね。

それにしても、実際に見つかっているティラノサウルスの化石数と25億と
いう数を比較すると、化石で残るということがいかに奇跡的な偶然なのか
という感慨を持ちます。

また、

 2011-11-05 人類は過去何人いたのか?

で出した約1000億人という数字と比較すると、まだバイオマス[1]としては
ティラノサウルスの方が人間よりも量が多いということになります。

[1]  2020-12-28 「人新世」(つづき) も参照

[2021-04-29 追記]
 現在のバイオマスについて整理した図がありました。
 https://twitter.com/Kelangdbn/status/1387427677498273795

「おらんだ正月」とグレゴリオ暦(補足)

昨日の、

>“「おらんだ正月」とグレゴリオ暦”(石原幸男氏)

もちろん、この論考の主題は昨日のような計算をすることではなく、
その先にあります。

岡田芳朗『暦に見る日本人の知恵』(2008年) pp.12-18にあるように、
「おらんだ正月」行事参加者がグレゴリオ暦の年初を日本の暦の冬至
から数えて12日目と理解していたことを、文化9年の「おらんだ正月」
がグレゴリオ暦1月2日に祝われたことで確認して、ではグレゴリオ暦
についての「日本人」の理解はどのように深まっていったのかという
問題提起になっているのです。

この問題、

 2020-12-25 江戸時代の時法のイメージ

のような例も踏まえると、「日本人」という大きな主語を、もう少し
小さく分解して分析せねばならないのではないかと思います。

「おらんだ正月」とグレゴリオ暦

日本暦学会会報の最新号 pp.4-5に、

“「おらんだ正月」とグレゴリオ暦”(石原幸男氏)

という記事を見つけました。その p.5 の表によれば日本の暦での冬至が、
18世紀末にグレゴリオ暦12月21日に同期しています。

これをちょっと when_exe gem で再現計算してみました。
明和の修暦以降42年間の冬至とそのグレゴリオ暦・ユリウス暦での日付です。

require 'when_exe'
include When

date = when?('明和08.01.01')
# date = when?('1771-01-01^^ChineseLuniSolar?time_basis=+09&intercalary_span=3')
42.times do
 ws = date.term(270)
 p [ws, When::Gregorian ^ ws, When::Julian ^ ws] #=>
# [明和08(1771).11.17, 1771-12-22, 1771-12-11]
# [安永01(1772).11.27, 1772-12-21, 1772-12-10]
# [安永02(1773).11.08, 1773-12-21, 1773-12-10]
# [安永03(1774).11.19, 1774-12-21, 1774-12-10]
# [安永04(1775).11.29, 1775-12-21, 1775-12-10]
# [安永05(1776).11.11, 1776-12-21, 1776-12-10]
# [安永06(1777).11.22, 1777-12-21, 1777-12-10]
# [安永07(1778).11.03, 1778-12-21, 1778-12-10]
# [安永08(1779).11.14, 1779-12-21, 1779-12-10]
# [安永09(1780).11.26, 1780-12-21, 1780-12-10]
# [天明01(1781).11.07, 1781-12-21, 1781-12-10]
# [天明02(1782).11.17, 1782-12-21, 1782-12-10]
# [天明03(1783).11.28, 1783-12-21, 1783-12-10]
# [天明04(1784).11.10, 1784-12-21, 1784-12-10]
# [天明05(1785).11.20, 1785-12-21, 1785-12-10]
# [天明06(1786).11.01, 1786-12-21, 1786-12-10]
# [天明07(1787).11.12, 1787-12-21, 1787-12-10]
# [天明08(1788).11.24, 1788-12-21, 1788-12-10]
# [寛政01(1789).11.05, 1789-12-21, 1789-12-10]
# [寛政02(1790).11.16, 1790-12-21, 1790-12-10]
# [寛政03(1791).11.26, 1791-12-21, 1791-12-10]
# [寛政04(1792).11.08, 1792-12-21, 1792-12-10]
# [寛政05(1793).11.19, 1793-12-21, 1793-12-10]
# [寛政06(1794).11.29, 1794-12-21, 1794-12-10]
# [寛政07(1795).11.11, 1795-12-21, 1795-12-10]
# [寛政08(1796).11.23, 1796-12-21, 1796-12-10]
# [寛政09(1797).11.04, 1797-12-21, 1797-12-10]
# [寛政10(1798).11.15, 1798-12-21, 1798-12-10]
# [寛政11(1799).11.25, 1799-12-21, 1799-12-10]
# [寛政12(1800).11.07, 1800-12-22, 1800-12-10]
# [享和01(1801).11.17, 1801-12-22, 1801-12-10]
# [享和02(1802).11.28, 1802-12-22, 1802-12-10]
# [享和03(1803).11.09, 1803-12-22, 1803-12-10]
# [文化01(1804).11.21, 1804-12-22, 1804-12-10]
# [文化02(1805).11.02, 1805-12-22, 1805-12-10]
# [文化03(1806).11.13, 1806-12-22, 1806-12-10]
# [文化04(1807).11.24, 1807-12-22, 1807-12-10]
# [文化05(1808).11.06, 1808-12-22, 1808-12-10]
# [文化06(1809).11.16, 1809-12-22, 1809-12-10]
# [文化07(1810).11.26, 1810-12-22, 1810-12-10]
# [文化08(1811).11.07, 1811-12-22, 1811-12-10]
# [文化09(1812).11.18, 1812-12-21, 1812-12-09]
 date += P1Y
end

なるほど。

ユリウス暦での日付が見事に揃っています。1800年からグレゴリオ暦の日付が
変わるのは、紹介した記事にもあります通り1800年が平年だったからです。

上記のように日付が揃うのは、ここで計算している修正宝暦暦と寛政暦の
平気の冬至がたまたま同期したからです。コメントアウトしている「# date」[1]
の行を生かして定気の冬至を用いると、この同期は崩れてしまいます。
18世紀末頃は定気の冬至が平気の冬至より 0.3 日ほど遅いためです。

 → 2015-04-28 平気の冬至と定気の冬至

[1] 'ChineseLuniSolar?time_basis=+09&intercalary_span=3' は、
  時間帯として日本中央標準時を用いる定朔定気の太陰太陽暦
  (置閏は天保暦方式)

[関連記事] 2021-04-04 「複数の暦法の中心差を比較し可視化する手法の補足

ラマダーン始まる

>イスラム教 “ラマダン”入り 各国がコロナ感染へ警戒強める
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012971131000.html

おおむね昨日(13日)の夕方から始まる由。
やはり新型コロナ感染対策と関連付けた報道が多いです。

ラマダーン入りの日付に関しては、少し前に見易いチャートを
見つけました。

https://twitter.com/Kelangdbn/status/1380127413015703552/photo/1

これによればラマダーン月が暑さの厳しい夏場に重なるようになるのは
次は約20年後のことになる。

[前回記事] 2020-05-25 一昨日の新月関連2題

地球-月システムの重心

 2012-11-25 月は太陽の周りを廻っている

関連の話題。

>月は地球の中心を回っているわけではない…
>よく分かるアニメーションをJAXAの惑星科学者が作成
https://www.businessinsider.jp/post-232459

地球-月システムの重心は地球の中心ではないが常に地球の表面から
少しだけ内側にある由。

 地球-月間距離 / 地球半径 < 地球質量 / 月質量 (*)

ですから概算でもわかります。

ただ、

 2013-10-11 1年が400日あった頃

| このまま月が遠ざかり続けると55万km余りまで遠ざかったところで、
| 地球の自転が月の公転と同期して平衡状態になります。

の時点で考えると将来は (*) の不等式は逆転します。

惑星-衛星という分類と二重惑星という分類の切り分けを共通重心の
位置で識別するのは良いアイデアではなさそうです。

なお検索してみると、同じサイトの記事で、

>太陽系は太陽を中心に回っているわけではない…
>よくわかる動画をJAXAの惑星科学者が作成
https://www.businessinsider.jp/post-217373

というのもありました。

「8億年前の地球大異変 月が教えてくれたこと」関連

>「8億年前の地球大異変 月が教えてくれたこと」 - コズミック フロント - NHK
https://www.nhk.jp/p/cosmic/ts/WXVJVPGLNZ/episode/te/Y88VY588MP/

これ↑の元の話題は↓

>8億年前、月と地球を襲った小惑星シャワー
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200722_1

リンが大量に供給されたという指摘で思い出したのが、動物の「門」の分岐が
実際にはカンブリア紀爆発にはるかに先行して起こっていたという分子進化学
の話題でした。

検索してみると、

>Origin of the metazoan phyla: molecular clocks confirm paleontological estimates
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9435239/

がヒット。

少し情報が古いので結論が更新されているかもしれませんが、少なくとも、
この論文によれば、分岐は約6億7000万年前や約6億年前などのことの由。

このような分岐は大量のリンが供給される前には不可能だったのかもしれません。
考えすぎかな…

若干フェイクな写真2題

>「火星に虹が出現?」探査車の写真に世界が騒然 ⇒ NASA幹部「絶対に虹ではない」
https://www.huffingtonpost.jp/entry/mars-rainbow_jp_606c26a2c5b6832c793b44f0
カメラの方向と太陽の位置関係からカメラレンズの内部反射と解釈される由。

>海に沈んだ古代文明? 沖縄の巨大海底ピラミッド、地質学者たちの議論の的に
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/03/post-95946.php
地質学的に説明可能ということで大勢が決している由。

本当に虹だったり古代文明だったりすればよかったのですが、
現実はそこまでロマンチックではない。

「アートとカレンダー—ミュシャと12の月展に寄せて」

大阪の堺市にあるアルフォンス・ミュシャ館で開催中の、
企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」のイベント
として行われる暦文協中牧理事長の講演会

「アートとカレンダー—ミュシャと12の月展に寄せて」

は本日14:00からの由。

https://www.rekibunkyo.or.jp/news/20210318.html

もう定員には到達したのでしょうがメモとして残しておきます。

聖徳太子薨去から1400年(リマインド)

リマインドです。

 2021-02-10 聖徳太子薨去から1400年

| 聖徳太子薨去は推古30年2月22日甲戌でユリウス暦では622年4月8日とされています。
|
| http://hosi.org:3000/*/0622-04-11

日付上の一致という観点では、昨日がユリウス暦の日付での[1]1400年目、
次の日曜日がグレゴリオ暦の日付での1400年目にあたります。

ただし、1400年というのは*数え*での年数です。

[1] ユリウス暦としての2021年4月8日はグレゴリオ暦の4月21日

[前回記事] 2021-03-30 天寿国繍帳銘に見える間人王の忌日(つづき)

Ruby 3.0 対応へ向けて(つづき)

昨日の修正を反映して、実際にの Ruby のバージョンを、

 ruby 3.0.0p0 (2020-12-25 revision 95aff21468) [x64-mingw32]

に上げた環境で、下記のとおり最新バージョンの gem を install し、

 linkeddata 3.1.5
 tzinfo 2.0.4
 tzinfo-data 1.2021.1
 google-apis-calendar_v3 0.5.0

when_exe Gem の テストコードを実行したところ、あっさり OK となりました。

さらに、-W オプションをつけて warning を出して、気になるところを、

 https://github.com/suchowan/when_exe/commit/e02485b6776742713ef75bb2bfaabde4ff426a01

のとおり変更しておきました。

when_exe Gem の次バージョンは、さらに、

・ひとつ暦法を追加
・ライセンスを変更

という対応をしてから公開する予定です。

なお、標準ライブラリの DateTime クラスが非推奨クラスになった[1]そうですが、
この件については今回はアクションはありません。

[1] >サンプルコードでわかる!Ruby 3.0の主な新機能と変更点
  >Part 2 - 新機能と変更点の総まとめ
  https://zenn.dev/jnchito/articles/24e0bd7fd1045d

Ruby 3.0 対応へ向けて

昨日につづけて、when_exe Gem を Ruby の最近のバージョンで
動かすための準備をしています。

本日のコミットは、

 https://github.com/suchowan/when_exe/commit/16458040cd12aa10376c94feff724aecf74eecf8

推奨されなくなった "== nil" のようなコードを ",nil?" に直す変更と、
Ruby 3.0 で禁止される OpenURI の open メソッドを生で呼ぶコードの
修正です。

後者はRuby 3.0 で推奨される "URI.open" という書き方が、古い
バージョンでは逆にエラーとなってしまうためトリッキーな書き方
になってしまいました。

今週は、ひきつづきRuby 3.0 対応へ向けての対応を行う予定です。

Google Calendar API(つづき)

google-apis-calendar_v3 に対応するための変更を GitHub に、

 https://github.com/suchowan/when_exe/commit/2066b7b31cc99839bf30c2a030bf0dc51feb9bfa

でコミットしました[1]

テストコードを実行するには認証用のファイル "credentials.json" と
"token.yaml" を事前に test/ ディレクトに配置する必要があります。

これらのファイルの生成方法は、

 https://developers.google.com/calendar/quickstart/ruby

を参照してください。

今回のテストコード test/test/google_api.rb で使った

 "en.japanese#holiday@group.v.calendar.google.com"

という calendar_id は、

>Googleカレンダーと連携した日報生成ツールをRubyで作る
https://qiita.com/nakahashi/items/ecb55867998e74bdbfd0

で紹介されているマイカレンダー内の calendar_id を列挙する
スクリプトでは抽出できませんでしたが、実際には使えるようです。

[1] 2021-02-12 Google Calendar API の補足

| ・google-api-client のイベント・オブジェクトは RFC 5545 の定義構文を
| 保持しているが、google-apis-calendar_v3 のイベント・オブジェクトは
| 独自の属性に情報が保持されていて、昔のままでは情報が取り出せない。

詳しく確認してみると、これ↑はあまり正確ではありませんでした。

情報を格納しているハッシュ(key=>value)の

・ key が String 型から Symbol 型になり、綴りも例えば
   iCalUID → i_cal_uid
  などのように系統的に変わった。

・ value の日時が ISO8601 形式の文字列から Date クラスの
  オブジェクトに変わった。

ことなどが大きかった。

ブータンの厄月?

>ブータン、接種は「吉日」に 1カ月半先送り―新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012300227&g=int
https://twitter.com/VaccineWatch/status/1378000905342119939
ブータンでは厄月?が過ぎるのを待ってワクチン接種をした由。

2月14日の暦は↓
http://hosi.org:3000/*/2021-02-14

どうやら伝統的なインド太陽暦で太陽が水瓶座にある期間が
問題の厄月に対応するようです。

http://hosi.org:3000/*/1942-11%5E%5EHinduSolar%3Flocation=(_co:Indian::Kathmandu)
上記↑は近場のカトマンヅでの計算ですが、ブータンでは
1日ずれるのでしょうか?

「複数の暦法の中心差を比較し可視化する手法の補足」

 2015-06-04 中心差の比較(その1)
 2015-06-05 中心差の比較(その2)
 2015-06-06 中心差の比較(その3)
 2019-11-19 重修大明暦と授時暦(散布図)
 2020-01-22 別のシンプルな例
 2020-01-23 別のシンプルな例(補足)

などの記事を紙の出版物としてひとつにまとめて、
経緯について若干付記したものを、

 『日本暦学会』第28号(2021-04-01付け) pp.6-10

に収録させていただきました。

オンラインからのリンクは下記↓

 ・GitHub
 ・Academia.edu

検討の経緯を記録に残すという趣旨の資料です。

[関連記事]
 2020-04-28 「立春と二至二分の日付の推移
 2020-11-22 重修大明暦と授時暦(つづき)

三津の「ふるカフェ」

>愛媛・松山 〜築125年 港町を救った商家カフェ [1]
https://www.nhk.jp/p/furucafe/ts/W6Z2W3826N/episode/te/6P629P814W/

三津浜を映像で見て記事を書くのは、

 2016-06-01 三津浜を舞台にした映画(続き)

以来のようです。

なぜ最寄り駅でない港山駅からスタートするのかと思ったら、
渡し船を使うという演出だったのですね。

Google Map で確認したところ、舞台となったカフェは元自宅から
240m (徒歩3分) と計測されました。

[1] 日曜日に再放送あり。また NHKオンデマンドでも配信中。

3月アクセス

3月アクセスは2月アクセスより減少し、日毎アクセス数は 1/6
減りました。ただ、2月は例外的にアクセスが多かったので、
これでも比較的アクセスがあった昨年12月と同じ水準です。

3月の終盤には、

 2021-03-26 『日本史小百科 暦』関連(補足)
 2021-03-29 節月の一日を実際に一日として扱う例
 2021-03-30 天寿国繍帳銘に見える間人王の忌日(つづき)

などの記事があり、特に 2021-03-29 の記事は影響があるべき
ものだったと思います。

[前回記事] 2021-03-02 2月アクセス

生物季節観測(続報)

 2020-11-14 「生物季節観測」対象削減

の続報

>生物季節観測、廃止・縮小から一転存続へ
>気象庁と環境省、国立環境研究所がタッグを組む
https://news.yahoo.co.jp/byline/moritamasamitsu/20210330-00229662/

当面の存続が決定した由。

この種のものは、一旦途切れると全体の価値も毀損する
ことになるだけに本当によかった。

ただ、市民参加を想定するとすると、データの均一性を
どう担保するかなど新たな課題が浮かび上がります。

[関連記事] 2021-03-01 気象庁ホームページのリニューアル