「ハッブル定数 食い違う観測値」

恒例の『日経サイエンス』最新号からのピックアップは、

>ハッブル定数 食い違う観測値

>比較的最近の宇宙に存在する超新星や星の測定をもとに
>求めたハッブル定数と,>ビッグバン直後に発せられた
>光を用いて求めたハッブル定数の値が食い違っている

この系統の話題については、

 2013-04-14 138億年
 2017-09-29 一般相対論完成への最後の一か月

などが過去の関連記事となります。

特に後者…

上記の乖離は宇宙の年齢の見積もりに影響するのか否か?

『物理学者のすごい思考法』

標題の本、気楽に読める本でお薦めです。

その中のコラムに、経路積分の話が採り上げられていました。

>大学でも通常の教養課程では学びません。理学部の物理学科の
>最終学年で、少し学ぶ学生がいるかどうか、という専門レベル
>の概念です。

これはもったいないですよね。

これを知っているかいないかで「実在」というものに対する
認識がずいぶんと変わるように思います。

ただ、すべての経路について積分するというのは、言うは易し、
行うは難し。経路を“トポロジー”で分類して、各“トポロジー”
ごとに計算して足し上げるというのが「ファインマン図」など
の工夫です。

[関連記事] 2020-03-07 Freeman Dyson 氏ご逝去

よく読まれた tweet(新展開)

 2020-08-06 よく読まれた tweet

| 管理画面でもう少し詳しい情報が欲しいところです。

気が付くと管理画面の「トップツイート」の表示内容が改善されていました。

以前は、毎月ひとつずつ最も読まれたツイートを列挙する形式になっていて
役に立たなかったのが、指定期間のツイートをインプレッションの降順で
表示するように(昨日確認した時点では)なっていました。

# 以前から表示の設定でコントロール可能だったのかもしれませんが…

で、

| ターゲットが古い tweet

は、現時点では、

 2020-12-05 ユリイカ「偽書の世界」
 2020-12-07 ユリイカ「偽書の世界」(つづき)

と判明。

メジャーなアカウントから retweet されたためのようです。

when_exe Gem の API ドキュメント

 2021-02-12 Google Calendar API

のとおり when_exe Gem の改版へ向けての作業を少しずつ進めていますが、
その関連で https://rubygems.org/gems/when_exe を確認したところ、
API ドキュメントの記述が壊れてしまっているようです。

公開した際には正常だったのですが rubygems のプラットフォーム側で
Ruby 2.7 で API ドキュメントを再生成しようとして失敗した模様です。

現状、when_exe Gem の API ドキュメントは、Wiki にも書きました通り、

 http://hosi.org/frames あるいは
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~suchowan/when_exe/frames.html

で読むことができるようになっていますので、これらをご覧ください。

当初予定では、次のバージョンの when_exe Gem は http://hosi.org/
Rails 環境を最新版に移行できるようにしてから公開しようと考えていま
したが、それを待たず早めに公開すべきかもしれません。

ベテルギウス諸々

>ベテルギウスの爆発は10万年以上先になりそう
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11844_betelgeuse
>ベテルギウスはまだ爆発しない -減光の原因を探り恒星の質量、サイズ、距離を改訂
https://www.ipmu.jp/ja/20210204-Betelgeuse

>アストロフィジカル・ジャーナル (Astrophysical Journal) の
>オンライン版に2020年10月13日付で掲載

冒頭の記事、ベテルギウスはまだヘリウムを燃料に使っている
段階なので爆発は当分起こらないという点が話題です。

ただ、参照元の後者の記事を読むと、これは昨年

 2020-10-18 ベテルギウスの距離

で紹介した距離の改訂と同一の研究がソースのようです。

同一の研究から、これだけ切り口の違う見出しができるという
のは興味深く、報道メディアの大事さを感じます。

ちなみに、ベテルギウスという名前の語頭音について、

https://twitter.com/HarutaSeiro/status/870162104392663040

で、もともと Y だったのを B と読み間違えたというトリビアが
説明されていました。併せて紹介しておきます。

アルファ・ケンタウリの惑星

>ケンタウルス座アルファ星のハビタブルゾーンに惑星が存在か
https://www.technologyreview.jp/s/234927/theres-a-tantalizing-sign-of-a-habitable-zone-planet-in-alpha-centauri/

以前[前回記事]を最後とする一連の記事でプロキシマ・ケンタウリの
惑星について書きましたが、今回はアルファ・ケンタウリの方です。

プロキシマは赤色矮星で生命の生存にはスーパーフレアがネックに
なるのですが、アルファ・ケンタウリであればその問題は小さい。

現時点で人間が住める状態でなくても、テラフォーミングが
可能でしょう。

これは、本格的にアルファ・ケンタウリ星系の探査をする意義が
出てきたのではないかと思います。

[前回記事] 2018-10-21 スーパーフレア

春一番

2021-02-04 >関東地方で「春一番」吹く 過去最も早い発表に
https://weathernews.jp/s/topics/202102/030105/

2021-02-20 >東海地方でも春一番 東日本と西日本で発表相次ぐ
https://weathernews.jp/s/topics/202102/200205/

春一番は立春から春分までの期間で最初に吹く強風なので、(結果的には
影響ありませんでしたが)もし関東でもう一日早く強風が吹いて、立春の
日付が昨年までのパターンだったら気象記録に大きく影響があるところ
でした。

# もちろん立春の日付が早くなったことと強風には因果関係はないです。

[前回記事] 2021-02-19 夏至の日付(つづき)

最近 故障が多いかな(続編)

ここ数か月、互いに無関係な故障が散発。

 021-01-22 最近 故障が多いかな(ほぼ決着)

…と思いきや、今度は浴室のシャワーが故障してしまいました。

調べてみると、幸いにも交換部品は供給されているようですが、
サポートの方の見解では、使用年数が長く部品交換の際に固着
した接合部が問題となる可能性がある由。

作業員の方に来ていただきシャワー全体を交換すると、一桁
大きな金額がかかる計算です。

しかも、

 2021-02-14 火災報知器点検と水道高圧洗浄

| この御時勢では感染症対策のプロトコルをどうするか悩ましい。

の件もある。

少し悩みそうです。

--------

考えてみれば、家にいる時間が多くなったということは、一般論
として設備の使用頻度も上がったということなので、広い意味
では相関ありと言えなくもないですね。

火星時間

>NASA火星探査車、着陸に成功 生命体の痕跡調査へ
https://www.bbc.com/japanese/56121741

に関連して「火星時間で活動する」という↓話題発見

>惑星間テレワーク、勤務は火星時間
https://note.com/pequod_crews/n/na3bfc739e8fe
https://twitter.com/masahiro_ono/status/1362174615569670144

これは bookmarks/bookmarks/sig.url.txt の Science/天文学/ 配下の
トピック・宇宙開発のどちらに分類しようかと迷って、結局、両方に
登録することにしました。

火星時間を見るのであれば、下記の関連記事をごらんください。

[関連記事]
 2013-02-20 ダリアン暦
 2015-11-18 ダリアン暦(続き)
 2018-02-21 “Opportunity Rover Celebrates 5,000 Days on Mars

夏至の日付(つづき)

 2021-02-01 夏至の日付

| 某新聞社から取材があったりしています。

ようやく記事になったようです。

>異例だった「2月2日」の節分、実は将来主流に
https://www.yomiuri.co.jp/science/20210217-OYT1T50186/

時間がありましたが、その分、さまざまな方々に
取材されて、ずいぶん充実した記事になったと
いう印象です。

暦学会会報に載せた表は、2100年が平年のため、
パターンがイレギュラーになるので、あえて
直前で打ち切ったのですが、こうしてみると
2100年も含めておけばよかったかと思います。

間人王の忌日(つづき)

 2021-02-11 聖徳太子薨去から1400年(つづき)

の件、参考になるかと思って『上宮記』についても書いてある
関根淳『六国史以前-日本書紀への道のり』を確認してみました。

残念ながら直接の情報はなかったのですが、上宮王家の滅亡に
ついての状況が記述されていたのは収穫です。

間人王は大変な貴人ですから、その忌日は当然記録に残ったで
しょう[1]。ところが現代に伝わる忌日の日付と干支が一致しない
ということは、どのような方法によったかはわからないものの
後で再建されたということ。つまり、一旦、忌日の情報が失わ
れたことを意味しそうです。

上宮王家の滅亡のような事態であれば、そんなことが起こる
契機になり得るのではないかと思いました。

[1] 仏教式なら忌日に法事を行いますし。

ことばの言い換え

一昨日関連の話題

数理科学1974年1月号64頁にある「くがかりうす暦」の解説を
読み直していたら、

>民俗資料として評価の高い南部めくら暦

と書いてありました。50年弱前はまだこの言葉が使われていた。
これは、現代では「南部絵暦」と言い換えられています。

岡田芳朗『江戸の絵暦』においては絵暦が専ら大小暦の意味で
用いられ、同書では「南部絵暦」は紹介されていません。

もともとの「絵暦」は大小暦のことを指していたが、言葉の
言い換えにより、もと「めくら暦」と呼ばれていたものも合流
して使われるようになったという経緯があるのでしょうか?

興味深いことです。

「東洋学へのコンピュータ利用」第33回

標題のセミナーが3月5日に開催される由。
http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/seminars/oricom/2021.html

例年京都で開催されていて、例外的に東京開催だった前々回
だけ久しぶりに参加できたこの会議、今回は動画配信もされる
とのこと。

案内の URL を紹介しておきます。

[関連記事] 2019-11-13 日本文化とAIシンポジウム
[前回記事] 2020-02-13 「東洋学へのコンピュータ利用」第32回

日曜美術館 安野光雅回アンコール

>特別アンコール放送「画家・安野光雅 雲中一雁の旅」 - 日曜美術館 - NHK
https://www.nhk.jp/p/nichibi/ts/3PGYQN55NP/episode/te/PW32JP7N7K/

最初の放送時も見ていたのですが、さすがに9年経つと
記憶に残っていなかったシーンも多数ありました。
# 次の日曜夜に再放送あり

さて、本ブログを検索して確認すると、安野さんに言及したのは、

 2017-03-27 『日曜喫茶室』最終回

| 安野光雅さんの「雨降りお月さん」の話は何度目でしょうか。

の一例のみ。常連さんも、ご存命の方はもうお二人だけ…

ただ、

 2015-10-07 『歴史読本』休刊

| http://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/pcs/rekidoku.jpg
   …
| 数理科学の「暦」特集も出ています。

の数理科学1974年1月号63-64頁に「くがかりうす暦」という
絵暦が掲載されていて、その作者の「光雅支店 A」さんは多分
安野光雅氏でしょう。

安野さんには、

https://twitter.com/setsuna0417/status/1351009434219270145
( たぶん『対談 数学大明神』 )

のような対談もあり、少し気になる方でした。

火災報知器点検と水道高圧洗浄

集合住宅で年2回の火災報知器点検と年1回の水道高圧洗浄

今回は前者が1月で、後者が昨日でした。

今までは特に気にすることもなかったのですが、この御時勢では
感染症対策のプロトコルをどうするか悩ましい。

作業員の方々は業務で毎日不特定多数の方と接している。

・できるだけ作業がスムーズに進んで時間をとられないよう
 予め整理整頓しておく。

・室内でもマスクをして、できるだけ会話を避ける。

・換気をする。

などなど限定された配慮しか思いつきません。

# 人に会うというのが稀なイベントになってしまったので
# こういう「日常」もメモとして記録したくなります。

Somewhere in Time

日本語吹き替え版がBSテレ東で放送された由。

https://www.fukikaeru.com/?p=15291

昨日のようなことをやっていて気付いたのは放送後になって
しまいましたが、BSテレ東は連続録画しているので、視聴
環境にサルベージできました[1]

この映画、本ブログを検索してみると、

 2013-02-24 西暦年数の読み方
 2013-08-05 二百三高地
 2017-04-09 ラフマニノフ「ヴォカリーズ」

と、3回も言及していました。

何度見てもいい映画ですね。

# こんな ↓ tweet も発見
https://twitter.com/keikonakagawa99/status/1359580462482530304

[1] しかし、もうエアチェックではなく VOD で見る時代なのかな。

Google Calendar API

 2021-02-05 1月アクセス

| 2月は雑用も片付いてきたので when_exe Gem のバージョンアップ
| に向けて、いろいろ確認を行っていこうと思います。

まず取り掛かったのが、標題の Google Calendar

これに関しては、gcalapi を用いて、

 2012-04-17 when.exe と Google Calendar の連携
 2012-11-07 GoogleCalendar の怪
 2014-07-17 GoogleCalendarその後
 2014-07-18 GoogleCalendar の怪(続き)
 2015-04-14 GoogleCalendarの挙動変更

のような対応をし、gcalapi が obsolete になったため替わりに
google-api-client を用いて、

 2015-05-22 Google Calendar API v3 対応
 2015-05-27 閏時の扱い
 2015-06-02 GoogleCalendar 対応分 Wiki 更新
 2015-10-24 Google Calendar API v3 対応(続き)

のような対応をしてきました。

その後、認証まわりの動作が変わってしまって、when_exe Gem から
Google Calendar が使えなくなっていましたが、今回、改めて調査を
しています。

現時点での認証まわりの動作は、

>Ruby Quickstart | Calendar API | Google Developers
https://developers.google.com/calendar/quickstart/ruby

のサンプルコードの通りとなっている由。

ただ、Ruby 2.6.6 の環境に google-api-client を install してみると、
google-api-client は obsolete になって、今後は個別の API 用 Gem
を使うようにと警告が出てしまいます。

どうやら、新しい Gem は、命名規則から推測して google-apis-calendar_v3
のようです。→ https://rubygems.org/gems/google-apis-calendar_v3

幸い google-api-client の替わりに google-apis-calendar_v3 を使った
ところ、前述のサンプルコードはそのまま動作してくれました。

when_exe Gem から Google Calendar を使うというのは、具体的には
Google Calendar からイベントを取得して when_exe の iCalendar 実装
である When::V::Event クラスのオブジェクトとして取り込むことです。

この処理に関して google-apis-calendar_v3 が google-api-client と
相違する点は、大まかには下記の2点でした。

・google-api-client では Google::APIClient クラスの client の下に、
Google::APIClient::API クラスの service が定義されて、この2階層で
service が管理されるのに対して、google-apis-calendar_v3 では、
Google::Apis::CalendarV3::CalendarService クラスの service 1階層
で管理される。

・google-api-client のイベント・オブジェクトは RFC 5545 の定義構文を
保持しているが、google-apis-calendar_v3 のイベント・オブジェクトは
独自の属性に情報が保持されていて、昔のままでは情報が取り出せない。

現在、前者は解決して、後者について対策を検討中です。

聖徳太子薨去から1400年(つづき)

昨日の話題のつづき

聖徳太子薨去前後の日付については、聖徳太子の母后の間人王に関して、以前

 2012-02-29 天寿国繍帳銘に見える間人王の忌日

で言及しました[1][2]

| こんな状況では唐の戊寅暦が日本に伝わって採用されるのは無理です。

竇建徳王世充が割拠[3]していて日本と唐の間に連絡がつくはずがありません。

ただ、

| 天寿国繍帳銘は、リアルタイムで成立したものではないと結論づけられる。

という結論は良いとしても、それでは成立が儀鳳暦行用後まで下るかというと、
それもまた疑問があります。

日本書紀においても儀鳳暦の遡及的な計算は定朔ではなく平朔で行っており[4]
聖徳太子薨去前後の時期の定朔による朔閏表は作成していない。よって、その
ような朔閏表は予め存在しておらず、もし儀鳳暦行用後に儀鳳暦で銘文を創作
するとしても、その為に新たに複雑な定朔の計算をする必要があった。

そこまで手間をかけるものだろうか?

というもの。

さて真相はどうなのでしょうね?

[1] 「When.exe Ruby版」(『漢字文獻情報處理研究』第15号,2014)
  の暦日表示例でも採り上げました。
[2] 間人王の忌日が儀鳳暦によっていると最初にとなえた論文は、
  金沢英之氏の「天寿国繍帳銘の成立年代について
[3] → 推古28(620)-12-29
[4] → https://ja.wikipedia.org/wiki/日本書紀#暦法の研究史と小川清彦

聖徳太子薨去から1400年

昨日の件

○○からから1400年という話題であれば、標題の件も外せません。

聖徳太子薨去は推古30年2月22日甲戌でユリウス暦では622年4月8日と
されています。

 http://hosi.org:3000/*/0622-04-11

つまり今年が*数え*で1400年目で、来年が*満*1400年

仏教の「回忌」は“数え”なので、今年が1400年遠忌になります。

>聖徳太子1400年遠忌記念 特別展 聖徳太子と法隆寺|奈良国立博物館
https://www.narahaku.go.jp/exhibition/2021toku/houryuji/2021houryuji_index.html

ヒジュラから1400年

 2021-02-02 令和4年暦要項

| 特徴をさがすのが難しい年です。

そうそう

>イラン暦1399年11月22日(2020/2/10)は、
>イラン・イスラム革命勝利42周年記念日にあたります。
https://twitter.com/iranbunka/status/1358325231132184577
http://hosi.org:3000/*/2021-02-10
http://hosi.org:3000/*/2021-03-21

つまりイラン暦がこの春分から1400年に入るということで、
これはヒジュラから*数えて*1400年目を意味します。

ということは、来年はヒジュラから太陽暦で*満*1400年。

今年の春分の時点でイスラーム暦は1442年8月に入っていますから、
太陽暦と純太陰暦との差は43年弱まで積み重なったことになります。

囲碁中継の形勢判断の表示法(補足)

昨日の記事に補足が必要と感じる点がふたつ

・目数差はあくまで観戦の指標

以前、

 2016-03-10 神にとってコミは何目?

| ただし、現状の強化学習は、盤面何目差をつけるかではなく、勝敗を争っ
| ていて、戦況によっては“安全勝ち”を選択する

と書いた通り、ソフトは盤面目数差を最適化するのではなく勝敗を強化学習の
指標に使う由。開発初期に盤面目数を指標に使うというアプローチも実際に
試みてみて、勝敗を指標に使うほどには強くならないという結論が出ている
のだそう。

結果、囲碁将棋チャンネルのソフトの評価値(予測勝率)は、中国ルールで
7目半のコミによった場合の値であって、日本ルールで6目半のコミに
よった場合[1]の用途にチューニングできない。

・グラフは釣鐘形

これは一般的な場合の話。もちろん一手勝ちできるかどうかのぎりぎりの
ケースでは、ピークが複数に分かれたグラフになることがあるでしょう。

下記のような例なら、これに該当するのではないでしょうか?

 https://kifudepot.net/kifucontents.php?id=PRxxV8IzxR2Doe8S9MBsRQ%3D%3D
 https://www.igoshogi.net/igo/ryusei/kifu.html?kifu=r28K0401

[1] → 2014-01-04 半目勝負は最後にダメを詰めた方が負け

囲碁中継の形勢判断の表示法

昨日見た囲碁中継の形勢表示は、

(1)「形勢判断」欄
 白黒合計100になる評価値の多寡で形勢を示す。
 もともとは現局面からモンテカルロ法で打ち継いだ場合の勝率
 だったのでしょうが、今はもう少し洗練されているのかな。

(2)「AI解析」欄
 次の手について最善評価の着手とその評価値を示す。

というもの。

# (2) が鬱陶しいという意見もあるそうで、たぶん私の個人的な
# 物足りなさは普通の感じ方とは乖離しているのでしょうが、以下
# 一応メモとして残しておきましょう。

何か物足りないと思ったら、やはりこのまま両者最善で推移する
と何目差になるかが気になりました。

これが半目差であっても高段者同士では「形勢判断」欄の評価値
は 1:99 になることがあるでしょうから上記評価値とは別物です。

より詳しくは、縦軸が確率密度・横軸が最終目数差のヒストグラム
があってもよいかも[1]。コミの目数を境に両側の面積が「形勢判断」
欄の評価値に対応します。グラフは釣鐘形で、最初はなだらか
だったのが、手数が進むにつれてだんだん急峻になっていく。

囲碁は地の広さを争うゲームなので、19×19=361 の各点が最終的に
どちらの地になるか[2]現局面からモンテカルロ法で打ち継いだ場合
の確率を計算して、ヒートマップのように表してはどうかとも考え
ましたが、これは半目を争う勝負の形勢を可視化するには向かない。

[1] 目数差を離散量とみなせば単なる棒グラフでもよい。
[2] アゲハマを用いない中国式での評価になります。

情報の共有の問題(つづき)

>大河ドラマ『麒麟がくる』、「本能寺の変」解釈で発覚した“時代考証の甘さ”
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79750 (web.archive)

宣明暦日蝕予報失敗説を2007年の『だれが信長を殺したのか』を典拠に紹介して、
2014年末の『日本史の森をゆく』を典拠に同説を否定するという説明をされると
すでに2013年の段階で根拠を示して同説を撤回している桐野先生からすると、
不本意ではないかな?

 2017-10-06 情報の共有の問題

| ★2007-03-16 桐野作人さん
| -『だれが信長を殺したのか 本能寺の変・新たな視点』
| 本件を問題提起しているが、状況証拠を提示して可能性を指摘しているのみ
 …
| ★2013-10 桐野作人さん
| -『歴史読本』2013年12月号 pp.218-223
| >当年の具注暦(宣明暦)は日蝕を予測していたが、天候の問題で見えなかったと
| >考えるべきだろう。そうなると、信長も日蝕を理由にして宣明暦に不信感を
| >もったとは思えない。あくまで当年閏月の有無を問題にしたのだろう。

やはり情報共有は難しい。

[関連記事] 2018-05-08 『陰謀の日本中世史

1月アクセス

昨日分まで節分・立春関係で書くべき記事があったため、通常
より遅くなりましたが、定例の記事です。

 1月アクセスは12月アクセスよりは減少し、日毎アクセス数は
 約9%減りました。前月の増加を相殺して、ほぼ前々月の水準に
 もどったということ。年末年始効果を補正すれば、相当の減少
 とみることもできます。

1月は環境関係の雑用[1]に時間をとられ、また、

 2021-01-12 今年の祝日の移動を反映(つづき)

などに書いた対応をおこなったりしていくうちに過ぎていきました。

2月は雑用も片付いてきたので when_exe Gem のバージョンアップ
に向けて、いろいろ確認を行っていこうと思います。

[1] 下記の通り諸々あり

 2020-12-29 古い PC の余生(つづき)

|| (1) に Chrome OS、(2) に Ubuntu を入れて遊んでみよう。
|
| 結局、逆になりました。Chrome OS にそれほどメモリは必要でないし、

に関して VNC を使ったリモートデスクトップ環境を確認↓

>Ubuntu 20.04/18.04 Desktop】WinやMacパソコンからVNCでリモート接続し画面共有する
https://www.yokoweb.net/2019/12/09/ubuntu-18_04-desktop-vnc-remote/

 2021-01-22 最近 故障が多いかな(ほぼ決着)
 2021-01-30 旧サーバPCの問題(つづき)

| ようやく OS を Windows 10 20H2 に上げられました。

に関して最後に下記の不都合に対処↓

>Windows10 アップデート後 キーボードのShiftキーやCtrlキーが1回目は反応せず2回目から反応する
https://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/all/windows10/5a4107ba-b9f7-43b1-a2d7-5ec2fcaae63b

[前回記事] 2021-01-03 12月アクセス

年の境界(補足)

昨日の話題の中のタイの件については、

 https://github.com/suchowan/calendar_papers東南アジアの暦.pdf

でかなり詳しく言及しました。

| 太陽の白羊宮入りの日が おおむね Caitra 月白分 6 日から
| Vaiśākha 月白分 5 日の間に なるように配置する

大ソンクラーン(太陽の白羊宮入り)がチットラ(Caitra)月のことも、
その翌月であるウィサーカ(Vaiśākha)月のこともあるというのは、
中国式の太陰太陽暦の元旦[1]が立春よりも前にある場合(年内立春)も、
後にある場合もある[2]のに似ています。

[1] 季節はかなり違います。
[2] タイでは太陰太陽暦の年の境界をまたぐわけではないですが

年の境界

さて本日は124年ぶりの2月3日立春、しかし、

 2021-02-01 夏至の日付

|>「2021年の節分」

で紹介した記事の主題は立春というよりも節分でした。

節分はもともとは四立の前日のことで年に4回あるのですが、単に節分と
いうと立春の前日のことを指す場合がほとんどです。

これは、節分→立春が太陽暦の年の境界と考えられたからと言えます[1]

ちょっと複雑なのはタイの年の境界。

「こよみ」と「くらし」」』pp.52-58 の、末廣昭「タイの暦法と干支」
によれば、1889年以前は、

 太陽暦の新年  (ピー・マイ)  大ソンクラーン … 十二支が変わる
 太陰太陽暦の新年(ソック・マイ) チットラ月1日 … 十干が変わる

1889~1940

 新年 グレゴリオ暦4月1日

1941~

 新年 グレゴリオ暦1月1日

というような変遷があった由。大ソンクラーンの祭りはグレゴリオ暦の
4月13日~15日で、日付こそ異なりますが、日本の節分→立春に
対応するといえるでしょう。

[1] 実際、節切りで決まる暦注の「年」はこの境界で変わります。

令和4年暦要項

>令和4年(2022)暦要項
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/pdf/yoko2022.pdf

今年は2月1日が月曜日にあたり、早速公開されました。

二十四節気で最も午前零時に近いのが啓蟄の23時44分、
日本時間で23時台、0時台、1時台の朔はない[1]という
いたって平穏な暦面で、日本で見られる日月食も、
11月8日の皆既月食のみ。

特徴をさがすのが難しい年です。

[1] 今年、周辺の国と旧暦はズレない。
  2015-03-23 時差による太陰太陽暦のずれ 参照

[前回記事] 2020-02-04 令和3年暦要項

夏至の日付

 2021-01-28 消える小妖精(つづき)

| 夏至が固定される期間に入ったことも併せて注目

例えば、

>「2021年の節分」
https://www.543life.com/koyomi/post20210128.html

で、もとの暦学会会報の記事が紹介されました。

他にも某新聞社から取材があったりしています。

ただ、この話題、日本中央標準時の場合にのみそうなる
というだけのことなので原理的な面白さはない。

実際、消える小妖精の暦でも正確に二至二分の日付を
固定しようとまでは意図していません。