歴史読本

本日24日発売の『歴史読本』十月号に拙論「マヤの暦は2012年の終焉を予言していたか」
が掲載されます。内容はカトゥン8アハウの話が中心です。

暦の特集は例年は年末頃ですが、今年は映画『天地明察』の公開時期に合わせて
この時期になったとの由。他はほとんど日本史の話題なので浮いている印象です。

カトゥン8アハウは、上記論考で言及しているように八杉佳穂『マヤ興亡』がもと
ネタですが、直接『マヤ神話―チラム・バラムの予言―』を引用できて幸いでした。
また、William A. Saturno, David Stuart, Anthony F. Aveni, Franco Rossi
“Ancient Maya Astronomical Tables from Xultun, Guatemala”Science, 11 May 2012
も、ちょうどタイムリーでした。

カトゥン8アハウの滅亡が偶然の一致によるものか、13カトゥン(約256年)
周期でものごとが繰り返すという諦観に由来するものかはわかりません。しかし、
東洋の歴史を見ると、徳川幕府が265年、明が277年、清が266年です。
ひとつの政治組織が形成されて解体する過程には、何か文化の違いを超えた共通性が
あるのかもしれません。
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同誌の別の記事をよんでいたら明治改暦について「グレゴリオ暦でなく、それ以前に
使われていたユリウス暦なのである」(P.118)という記述を見つけてしまいました。
改暦した明治6年1月1日はユリウス暦の1872年12月20日ですから、これはもちろん
誤りです。おそらく出典は『暦と占いの科学』だと思いますが、この本は問題が多いの
別に項目を立ててコメントしたいと思います。
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[2012-09-08 追記]
『歴史読本』十月号P.191下段後ろから5行目「毎月20日からなる19ヵ月」は、
「毎月20日からなる18ヵ月」の誤記です。ご指摘いただいた方ありがとうごさいます。
校正は通常1回のところ、この論考は数字が多いので2回校正したのですが、やはり
抜けがありました ^^; 添付した図3でワヤッブを“含めて”19ヶ月だと分かるのが
不幸中の幸いです。

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