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<<   作成日時 : 2017/05/16 00:00   >>

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2017-04-10 宣明暦での昼夜の長さの記事で、なぜ夜の長さを
計算するのに夜半定漏を使うのかという解説を書こうとして、
過去の記事を探したところ、

 2012-08-29 定時法と不定時法

に既にかなり詳しいことを書いていました。

夜の光源がない時代、生活は基本的に日が昇れば起きて活動し、
日が暮れれば家路について寝るという、不定時法に支配されて
いました。

しかし夜の時間は太陽が見えないので、漏刻でどれだけ水が
流れたかなど、定時法の道具でしか計れません。

そこで日暮れから真夜中までに、どれだけ漏刻の水が流れるか
という“夜半定漏”が、定時法と不定時法の換算に使い勝手が
よかったのです。

平安京など北緯35度あたりの緯度では、冬至での昼と夜の長さ
は、おおまかに 2 : 3 というシンプルな比になります。これを
100刻法で表現すると、 40 : 60 です。

つまり、

 ____ 昼 : 夜
 冬至前後 40 : 60
 ____ 41 : 59
        …
 ____ 49 : 51
 春分前後 50 : 50
 ____ 51 : 49
        …
 ____ 59 : 41
 夏至前後 60 : 40
 ____ 59 : 41
        …
 ____ 51 : 49
 秋分前後 50 : 50
 ____ 49 : 51
        …
 ____ 41 : 59
 冬至前後 40 : 60

整数刻みで 40 : 60 〜 60 : 40 の 21のパターンの目盛を用意しておき、
その目盛を上記の各期間(冬至と夏至の前後以外は同じパターンを
2回使うので期間数は40)ごとに差し替えながら使う。

期間の幅は、太陽の高度の変化が小さい冬至や夏至付近では長くなり、
変化が大きい春分や秋分付近では短くなります。

これが2012-08-29 定時法と不定時法の記事の[2012-09-08 追記]に出て
きた『延喜式』が

| 季節ごと(40分割)の時刻を事細かく十二辰刻を用いた定時法で規定

と、期間の長さが不等な40分割になる理由なのです。

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